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The Road To 2057

田村の今がわかるスタイリッシュ&エネルギッシュBLOG

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観客が打球を妨害したらどうなるか…

第84回 平成29年(2017年)3月14日(火)【ホワイトデー】

(昨日の続き)野球のルールは、観客の妨害というのもちゃんと想定しているんです。

 

 基本的には、妨害された場所が、グラウンドとスタンドを隔てるフェンスの内側(グラウンド側)か外側(スタンド側)のどちらか、というのが大きなポイントになります。

 

 もし、フェンスの内側で観客が妨害した場合は、審判は一旦試合を止めて協議し、もしその観客がいなかったらどうなっていたかを想定して判定を下すことになっています。

 

 一方、フェンスの外側だった場合。野手はグラブをフェンスの外側に差し出して打球を獲ってもいいことになっていて、もしキャッチできたら打者はアウトになります。

 

 でも、観客の妨害で野手が打球を獲れなかったら、フェアゾーンならホームラン、ファールゾーンなら、ファールボールとなるんです。

 

 ちょっとわかりにくい説明だったかもしれませんが、要はグラウンド内は野手優先、フェンスの外側は観客優先、と考えればいいと思います。

 

 今回の少年は、フェンスの内側でキャッチしているようですので、審判団は一旦試合を止めて、ビデオ判定で協議しました。つまり、もし少年がいなかったら、打球はどうなっていたのかを協議したんです。

 

 で、出た結論は2塁打(エンタイトルツーベースヒット)。つまり、少年がいなくても、打球はフェンスを超えていない、と判定されたということなんです。

 

 今回のケースは、ランナーが2塁で、このランナーも2進塁が認められますのでホームイン。ルール上はなんの問題もないケースなんです。

 

 ただ、もし少年が責められるとしたら、山田選手の3塁打(あるいはランニングホームラン)の可能性を消したという点。でも、東京ドームは左中間の膨らみがほとんどない球場なので、あの打球で3塁打になったとは考えにくいです。

 

 だから、少年はいてもいなくても、結局2塁打だったんです。少年が打球を獲りに行かなければホームランだった、と考えている人がいらしたら、それは間違いなんです。

 

 いずれにしても、たとえ少年が悪かったとしても、果たしてネットで氏名や住所を晒されるといった、そんな私刑的制裁を加えられるほどの罪だったのかな〜、という気がしましたし、日本人特有の陰湿な集団心理を垣間見た気がして、ちょっとイヤな気分になりました。

 

 でも、そうした陰湿な集団心理って、日本人特有のものでもないみたいです。続きは明日のブログで!