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The Road To 2057

田村の今がわかるスタイリッシュ&エネルギッシュBLOG

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とにかく目標に一直線に突き進むのが、成功への近道なんでしょうかね〜(*^_^*)

第33回 平成29年(2017年)1月22日(日)

 日本時間の昨日深夜の就任式で、ドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国第45代の大統領に就任しました。

 

 昨年の選挙戦では、民主党のヒラリー・クリントン元国務長官が優勢と言われ、女性初のアメリカ大統領誕生が確実視されていたものの、結果としては、政治家経験の全くない、70歳の実業家であるトランプさんが当選しました。

 

 ヒラリーさんは子供の時から政治家を目指していて、イェール大学の大学院で、のちに夫、大統領になるビル・クリントンさんと出会ってからは、彼を大統領にした後、自分が大統領になる、という人生設計まで考えていたそうです。

 

 夫が大統領になってからは、ファーストレディとしては異例の、政権運営に自らも大きく関わるようになり、「どっちが大統領なんだ」と批判されたりもしました。

 

 その後、2008年の大統領選挙では、民主党の有力候補と言われながら、バラク・オバマ前大統領に敗れ、そして、今回はついに民主党の代表候補になり、悲願の大統領になれるかと思った寸前で、スルスルと大統領の座が手から滑り落ちてしまいました。

 

 上院議員もやって、国務長官にもなって、用意周到に政治家としてのキャリアを積んで大統領を目指してきた彼女ですが、全く政治経験がなく、人生を楽しんできたような、ふらっと立候補したようなトランプさんに大統領の座を奪われてしまいました。

 

 選挙後の分析では、長い間政権側にいたヒラリーさんは、エスタブリッシュメント層(既得権益を持った、社会を支配している層)の代表のような人物だとみなされて、それで、社会の中流から下層にいる人たちの反発を買った、というのがあり、なんとも皮肉なもんだな、と思いました。

 

 それと、やはり彼女が女性だということは、大きなポイントだと思います。

 

 アメリカ社会は意外と保守的で、女性が社会進出をするのを阻む「ガラスの天井」がいまだには立ちはだかっている、といわれます。

 

 イェール大学の大学院を出た後、有能な弁護士として活動していた彼女は、結婚した後も「ヒラリー・ローダム」という旧姓のままで仕事をしていたそうです。

 

 でも、その後、夫がアーカンソー州知事に就任すると、「ヒラリー・ローダム・クリントン」という、夫の姓を名乗るように改名しました。

 

 また、夫が大統領に就任後、こともあろうか若い実習生とホワイトハウス内で不倫を働いて大問題になりました。しかし、それでも彼女は離婚することなく、夫を擁護し続けました。

 

 これらの行動は、すべて自分が大統領になるために良妻を演じ、アメリカの保守的な有権者に配慮したものだと言われています。

 

 もしも、彼女が女性であるがゆえに大統領になるための要らぬ苦労を強いられてきたとしたら、ちょっと気の毒だなあ、と思います。彼女がもし男だったら、とっくの昔に大統領になっていた、という論評もアメリカではあるようです。

 

 でも、もし、彼女が男だったら、そもそも大統領を目指していたかどうか…。女性だからこそ、アメリカ社会のいろいろな矛盾を感じ、大統領を目指すようになったのかもしれず、もし男だったら、普通に弁護士として一生を終えていたのではないか、と思うんです。

 

 ヒラリーさんが、夫を大統領にしてから自分も、という回りくどいことをせず、もっと若い時期から自分が女性初のアメリカ大統領になるんだ、という気概で政治家をやっていたら、もしかしたら、大統領になっていたかも。

 

 そう考えると、自分のやりたいことがあったら、置かれた環境がどうであれ、あまり戦略的な人生設計を考えすぎず、ショートカットでその目標に向かうことも必要なのかな、と思いました。その結果、達成できなくても、まあ、それは今世ではそういう縁だったんだと、あきらめがつくんじゃないかな、と。